爪の青 手首のトマト 少しずつ消えてくようで海に流れる
まだきょうをおえたくなくて髪の毛半乾きのまま電話をかけた
きみがいつきてもぐっすり眠れるよう枕を二つ重ねて眠る
ねえみて、ここでわたしは踊ってたんだ、あなたの歌で、こんなふうにさ
この先も会えないことはわかってる、わかってるのに夢で泣いてる
眠剤を飲んでないから眠くない めんどうだった いつもそれだけ
ふかふかの苔にさわった指先でわたしの指の毛にふれてみて
もしぼくら小さくなったら友達の爪に登って滑ってみようよ
もう無理だ 死んでたまるか 銃口を握って塞ぐために生きてよ
赤信号/じりじりと待つ/対岸へ/睨みたいのはこの人じゃない
1時間早く目が覚めアラームが鳴るころにまた眠たさがくる
「もうきょうは疲れたから」って眠れない 予定にないことまだしてないし
「もう十分苦しんだって思わない?」うなづきたかった泣き出したかった