引っ越しが本格化してきた2月、普段どおりゲーム漬けというわけにもいかず、ちょっとずつつまみ食いするような感じでいろいろなゲームを遊んだ。2月は大作ラッシュで、また1月から引き続き「アルセウス」などもやっていたから、あんまり「クリアするまで」遊ぶというようなことができなかった。どっかでヒマをみつけてやりたいですね。これからゲームを趣味にしようと思う人にアドバイスとして「大作ゲームは二本以上積むと中途半端になりがち」ということを伝えたい。いや、当たり前なんですが……。
NEEDY GIRL OVERDOSE
ねとらぼにレビューを掲載するために結構頑張ってあそんだ。レビューはこちら。「いろんな人の感想を読みたい」というのは本音で、プレイする人のインターネット観が強く問われる作品だと思う。「良くなさ」についても「良さ」についても語るのがとっても難しいゲームだし、プレイする人によってはトラウマ喚起的な側面が強いから注意が必要かと思う。個人的には2022年のインディーゲームのことを思い出すときにはまず名前が挙がるであろうぐらいにはインパクトがあった。テンポの問題とかバグの問題とかウィンドウが多いことで進行がちょっと不便なこととかゲームとしての問題も結構あって、でもすげえ小まめにアップデートが当たってたので偉かったと思う。ここで描かれているような「インターネット」のアウトサイダーがプレイしたときどう感じるのかが一番知りたい。
Dying Light 2
崩壊した世界でゾンビと肉弾戦するゲーム。広いオープンワールドと500時間以上とも言われる膨大なコンテンツ量、あとパルクールが売り。広い世界に膨大なサイドクエスト、アイテム収集要素という「よくあるそういうゲーム」ではあるのだが「よくあるそういうゲーム」の中ではかなりよくできており(バグがひどかったらしいけどあんまりやれてないのであんまり遭遇してない)人によっては後述するELDEN RINGよりフィットする作品だと思う。と、いうか、高難度を欲してなく、コンテンツ量だけを必要としている人にはこっちのほうがいいんじゃないかな。目新しさ、斬新さのようなものはたしかにないけど、グラフィックもすごいし、一定の格はあるゲームだと思う。
ELDEN RING
発売されるやいなや記録級のメタスコアを叩き出したフロム・ソフトウェアさんのゲーム。特徴としては泣くほど難しいことが挙げられ、みんな泣いている。なんでそんなものが高得点なのかわからないという人は多いだろうが、フロム・ソフトウェアさんはここ数年泣くほど難しいゲームを作ることに血道を上げてらっしゃるので、泣くほど難しいゲームを好きなひとが優先的にレビューを任されるから高得点が出がちなのだとおもう。すごい広さのマップに泣くほど強いボスや泣くほど難しいダンジョン、泣くほど拾うのが難しいアイテムなどが膨大に散りばめられており、なんの手がかりもないままにステ振りをしなければならず、物語も能動的に読み解こうとしないかぎりわからない。逆に言えばその無骨さが愛されているのだろう、きっと。これから本作を買う人は「泣くほど難しいのって楽しいかな?」と一度自問自答したほうがよいのでは。めっちゃやってきたわけじゃないけど、でもオレがやってきたなかではフロムゲー(フロム・ソフトウェアのゲームの意)でダントツ一番難しく、マジで初心者向けではない。難しいのが好きな人なら、難しいのが長時間続くので至福のひとときだとおもいますよ。まだクリアには程遠いけど、ありとあらゆる意味で一生思い出にのこるゲームになりました。