いろんなゲームをクリアした肝臓

肝臓☓ 感想○

最近暑いのがマシになってきたのでゲームができるようになった。その結果様々なゲームを立て続けにクリアしたので感想をまとめておこうと思う。仕事じゃないので雑です。

僕の部屋にはエアコンがないので夏にゲームをあんまりやりすぎると死んでしまう。春は花粉でいろいろできないし、夏は暑くて何もできない。人間が人間らしく活動できるのは一年の半分もないとおもう。我々の寿命は実はあと半分なのである。ヒャー、人間すぐ死ぬ! 

迷路探偵ピエール:ラビリンス・シティ

同名の絵本を題材にした迷路ゲーム。絵の書き込みがすさまじく細かくて、ギミックの楽しいので小学生だったら夢中でプレイするはず。そもそも迷路を遊ぶことがあんまり楽しいと感じなくなった大人としては、中盤以降かなりイライラしながら遊んだが、自分のせいです。ゲームとしてはすばらしいと思う。とにかく絵がすごい。

JUDGE EYES:死神の遺言 Remastered

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木村拓哉が主人公を演じていることが最大の特徴となっている龍が如くシリーズの一作(厳密には多分シリーズ作ではないけど、内容としては龍が如くそのもの)。話はあいかわらずめちゃくちゃで「弁護士が殺人犯を無罪にしてしまったらどうする?」という『リーガル・ハイ』なら第一話で突破する倫理の話を延々していた。流石に警察とか検察無能過ぎやしないかと思ったら検察もグルでしたといういつものパターンのやつもあった。でも今考えると「検察がグル」でもみ消されるのは、リアリティがある設定と言えなくもないですね。ミニゲーム類はあんまりおもしろくなく、キムタクがカジュアルに初対面の人に「彼氏いるの?」とか聞いたりして印象があまりよくないし、「探偵っぽさ」を担保している調査パートや追跡パートもあんまりおもしろくない。如くシリーズとしては中の下ぐらいの出来な気がしなくもないが、ストーリーが(よく出来てるとは言えないが)ミステリーなのでひとまず興味の持続だけはある。あと男性同士の友情が描かれるので男性同士の友情が好きな人はどうぞ。画像は怖いので貼らない。

パラダイスキラー

ヴェイパーウェイヴ的な(よくわかってないが)世界観のオープンワールドを探索して事件を解決する探偵ものゲーム。オープンワールドという体裁になってはいるが昔ながらのチマチマフラグ立てて同じ場所に行きまくる(JBハロルドシリーズ的な)ミステリーゲームだった。前提となる世界観が突飛で難解なので最初のうちは理解しづらいが、事件捜査自体には突飛な論理を用いないので丁寧にやれば真相にたどり着けるはず。でも真相にたどり着いたかどうか誰も審査してくれないので結構モヤモヤする。歩きまわりまくるので結構ダルいゲームでもあり、世界観が好きだったり興味がない人だとしんどいかも。でも変なオープンワールドというだけでテンションは上がります。結構おもろかった。

TOEM

とにかくマジで宇宙で一番かわいい写真を撮るゲームでした。とにかくマジで宇宙で一番かわいい。ラブデリックみを感じる。ストーリー終わらせるだけなら3時間ぐらいで終わっちゃうのでちょっと食い足りない感もあるが、一応やりこみ要素もある。とにかくマジでかわいく、音楽もいいので、とても癒やされる。移動がちょっとダルいことだけが難点。Switchでも出ている。全員やるべき。

DEATHLOOP

一日をループしながらループからの脱出を目指すちょっとした謎解き要素のあるストーリーFPS。対人もあるが超おまけなのであんまりやる必要はない(ぜんぜん面白くない)。序盤のプレイ感覚の新鮮さがすごく、美術のかっこよさもあって「これここ数年でいちばんおもろいゲームかも!」と思った。終わってみると「かなりよくできたゲーム」ぐらいの評価に落ち着いた。あっさりと終わってしまう。でもすごくおもしろい。主題曲だけ、なんかブラスの音が異常に安くてゴールドフィンガーの偽物感がめっちゃ強く流れるたびにズコーっとなる。でもいいゲーム。いろんな装備を試したくなるのでリプレイ性もある。対人おもろくないのでデラックス・エディションはいらないとおもう。

LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶

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木村拓哉が主演の(以下略)二作目。いじめの復讐殺人というシリアスなテーマだが「いじめっ子は社会的制裁とか言ってないでブチ殺すしかないよね!」というキャラが出てきて何のお咎めもなく退場するのでオイオイ!と突っ込んでしまった。キムタクをデアデビルとしたときのパニッシャーみたいなダークヒーローを作りたかったんだろうけど、日本各地のいじめっ子をブチ殺しまくってるという設定はちょっとさすがにどうなんだろうか……。でも、これも結果的に今の日本のムードを反映しているとも言えるよね。サブ要素として「スクールドラマ」という学生との交流があるがこれがなかなか膨大で、ぜんぜん面白くないミニゲームを強制されるので大変しんどい。戦闘はよくなってるしマップも広くなったりしてブラッシュアップされてはいるが、手放しに傑作とは言えない感じだった。まあなんか、愛しい瞬間は無くはないんですが……。あと追加ストーリーではない一部コンテンツのバラ売りはやっぱちょっといただけないですね……。

Dagon: by H. P. Lovecraft

ラブクラフトの同名小説をもとにした短編ホラーゲーム。ゲームっていうか完全にリニアなので「インタラクティブシネマ」という感じ。あっさりできるしあんまり怖くないしなにせ無料なので興味あったらやってみるといいかも。ステージにラブクラフトうんちくが隠されていて、それを読むのも楽しい。