今月のテーマは「苦手な動作」。自分が「得意だ」と胸を張って言えることなど殆どないし(これは謙遜なので真に受けないでください)、基本的に全般の動作に対して「苦手」というような意識があるんですが、一番文章化してキャッチーそうな「椅子に座る」という動作について書こうかと思う。そんな長くはならないので安心して読んでください。

 ぼくは椅子に座るのが苦手だ。ずっとはやっていられないという感覚がある。大人になって「授業を受ける」みたいな機会がだいぶ減ったので救われてるけど、映画館や長距離バスでじっとしてるのとか本当に不得意。理由もはっきりとわかっていて、実家が長年床生活だったからだ。いまも自分の部屋は座卓と座椅子によって構成されている。

 余談だが、床生活の利点は「いつでも横になれる」という一点に尽きる。重力というものは不思議で、なぜか常に作用している。なので、人間は横になった体勢がもっとも楽なのだ。もっとも楽な体勢にスムースに移行できるということは重要だ。ぼくの部屋はゲームやって疲れたとき、原稿に行き詰まったとき、作曲で一息つきたいときなど後ろ向きに倒れればすぐに寝転べるような状態になっている。床生活のデメリットは部屋が非常に散らかりやすいという点(床の高さに必要なものが置かれることが多いからだ)、あと多くのVR用ソフトウェアが床生活を想定していないため挙動が狂いやすい点などが挙げられる(最近も地面より深く埋まった鍵を拾おうとして四苦八苦した)(何を言ってるのかわからないとおもうが、うまく説明ができない)。

 子供の頃はそれこそデスノートのLみたいな感じで座ってしまうこともあったし、実は未だに洋式便器があまり得意ではない。人間生きていればどうしても椅子に座らなければならないときがくるのでいい加減慣れた部分もあるけど、それでも長時間椅子に座っているとどうしても体が痒くなるような独特の感覚があってモゾモゾ動いてしまう。映画もバスもできれば両隣が空いているときに座りたい(太っていて体が大きいのでモゾモゾしてると隣の人に迷惑をかけるからだ)。

 なんで椅子が前提になってるんだろうな人間の生活って。PC周りや「ゲーミング」と呼ばれるような性能を持つ家具類はだいたい椅子前提なので、次引っ越す時あたり試しに導入してみるってのもアリかも……いやナシかも。「生活に組み込むことで苦手を克服する」か、「いや生活中にまで苦手を克服したくない、楽に暮らしたいよ」と思うのか、人それぞれあると思いますが、今の自分は後者寄りの心境かな~。夏とか体調いいときは「よっしゃ椅子買ったろ」と思うかもしれない。ぼくが椅子を買ったらみんなは「その椅子いいっすね」って言って褒めてください(唐突なダジャレオチ)。